科学、教育、ビジネス、スポーツ、芸術、テレビ、映画で卓越した能力を持っている人を対象に発行されるビザです。有効期限は最大で3年で、その後活動の必要性に応じて1年ごとに延長されます。個人で申請ができないため、アメリカ国内の企業やエージェントのスポンサーが必要となります。O1ビザ申請者の配偶者と子どもは03ビザの申請が可能です。
O1ビザは以下の2種類にわかれ、それぞれ規定の要件を満たす必要があります。
米国の認定大学、私立高校や英語プログラムで教育を受ける学生が取得するビザです。発行数は最大5年間、その後のビザ更新も可能ですが、更新する際に学位がステップアップしていないと難しいと言われています。F1ビザから他のビザへ切り替えることは可能で、学生を終えた後に就職先が決まって就労ビザへ変更することも可能です。
・ その分野において国内外で評価されている賞の受賞者である
・ その分野において優れた業績をあげた者のみが入会できる団体の一員である
・ その分野で上げた業績が専門誌や著名な業界紙、その他の著名なメディアに掲載されたことがある
・ その分野において審査員や審判となった経験がある
・ 著名な団体・組織における重要な役職を務めたという雇用証明
・ その分野にいる他の者と比較して多額の給与や報酬の支給を受けている
芸術分野で卓越した能力を持っている、または映画やテレビ業界において優れた業績を上げた者に発行されるビザで、専門分野においてアカデミー賞、エミー賞、グラミー賞または監督協会賞などの国内外の著名な大賞の受賞候補者にノミネートされた、または受賞したことがあるが、または以下の条件のうち3つを満たしている必要があります。なお、映画とテレビ業界については審査の基準は厳しくなります。
・ 著名な作品や公演に主役または重役として出演したことがある
・ 顕著な業績を上げ、その事実が著名な新聞や業界紙、雑誌やその他の出版物によって取り上げられた
・ 著名な組織や団体において主役または重役として出演した
・ その分野にいる他の者と比較して多額の給与や報酬の支給を受けている
・ 本人の業績がその業界における団体や評論家、政府機関その他の著名な専門家の団体から高く評価されている
O1ビザ申請にあたって、同業者の団体や労働組合その他の関係団体から、O-1ビザ取得に関しても異議はないという意見書を入手しなければならなかったり、あなたの才能を証明する書類、その翻訳などを漏れなく準備する必要があります。もちろん、申請書も英語での提出になります。