健康志向が高まっているアメリカでもますます注目されている日本食。和食レストランや高級寿司店はアメリカ全土に数多く存在し、日本料理人や寿司シェフの雇用の需要は増え続けています。
アメリカで寿司シェフとして働くには?
アメリカで寿司シェフとして働く場合、寿司関連の資格は特にありませんが、アメリカで合法的に働くための「就労ビザ」が必要になってきます。
アメリカで働くためのビザ
寿司シェフとしてアメリカで働くには、まずビザの取得が不可欠です。寿司シェフとしてアメリカで働くための一般的な就労ビザをご紹介します。
E-2ビザ(投資駐在員ビザ)
E-2ビザは、寿司シェフや寿司職人が日本から申請できる一般的なビザです。E-2ビザは投資目的のビザであるため、ビザのスポンサーが少なくとも50%の外国投資によるレストランであることが条件になっており、レストランの過半数の所有者が米国市民権またはグリーンカードを保持していない日本人または日本の会社である必要があります。
例えば、日本人レストラン経営者がアメリカで事業を展開する場合、アメリカ人寿司シェフではなく、日本で修行し、実績のあるシェフや寿司職人を雇いたいという経営者は少なくありません。その際に申請できるのがE-2ビザです。
L-1 ビザ(国際企業間転勤ビザ)
日本に本社を置く中規模以上の企業が、社員を駐在員としてアメリカへ派遣する場合に申請出来るビザです。在留期間は最長7年で、赴任前の3年間のうち最低でも1年は本社で管理職として勤務した社員に適用される。寿司職人の場合、日本に本社のある寿司店や日本料理店がアメリカに出店する際に、マネージャー・料理長などの責任者クラスの社員を派遣する際に用いられます。
O-1ビザ
アーティストビザとも呼ばれるO-1ビザ。芸術・科学・教育・ビジネス・スポーツなどの分野で卓越した能力を保持する外国人に適合されるビザとして有名ですが、実は料理も「芸術」の分野に当てはまることはあまり知られていない事実。調理に関する特別な資格を持っていたり、雑誌やメディアで高い評価を受けている方、料理本出版の実績があるなど、高い能力を証明できれば、寿司シェフや日本食料理人にも適応される可能性があります。
寿司シェフとしての資格
日本での豊富な経験や調理に関する資格を持っていれば、ビザ申請の際にも、実際にアメリカで働く際にも有利となることは間違いありません。
日本で取得可能な調理系の資格には、下記のような種類がありますので参考にしてみてくださいね。
調理師免許
食品や栄養、衛生に関する知識を有することを証明できる国家資格。調理業界においては最もポピュラーな資格と言えます。調理師専門学校などに通い、卒業することで取得することができます。
フードコーディネーター
「食のクリエイター」とも呼ばれ、食に関する新しいトレンドやブランドを発信していく職業です。具体的な仕事としては、飲食店などで新しいメニュー開発に携わったり、写真用の料理を盛り付けを考えたりと、クリエイティブな視点が要求されるユニークな資格です。
フードアナリスト
食の知識や教養、マナー、文化、歴史に到るまで食に関するさまざまな知識が取得できる資格です。フードアナリスト1級取得者には、ミシュラン調査員やミステリーショッパーなどを務める権利が与えられます。
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