スキルアップに役立つ資格として、4つ米国で認定されている会計資格があります。本記事では、アメリカで会計資格の取得に興味がある方に向けて、会計士の資格種類とそれぞれの資格取得方法を紹介します。それぞれの特徴や経験や能力に応じて種類別に解説し、今後のキャリアビジョンの参考になる情報が盛りだくさんです。
世界で認めらる「会計」に関する国際資格
キャリアアップとして世界で認知される国際会計資格を4つわかりやすく紹介。世界を舞台にビジネスをする上で、会計のスキルは大いに評価されます。
米国公認会計士(U S C P A)
アメリカのみならず国際会計資格のトップとして認識されている資格。日本の公認資格との違いは、U S C P Aは難易度として日本よりも低く、ベースの知識を測るものです。受験資格は州ごとに異なるだけでなく受験者の学歴や経験に応じて選択する事になります。学歴要件が優しい州や資格取得が比較的優しいなどもあります。
試験はコンピューター形式。合格後に実務経験を積むことで資格が取得できます。試験科目としては業務レベルの基礎問題が広く浅く出題され、合計以下の4科目が4択と記述問題として出題されます。一度に全て受験する必要がないため、在職中の方でもチャレンジしやすいのが特徴です。
◯ FAR: Financial Accounting & Reporting (財務会計)
◯ BEC: Business Environment & Concepts (企業経営環境・経営概念)
◯ REG: Regulation (諸法規)
◯ AUD: Auditing & Attestation (監査及び諸手続き)
会計世界でトップの認識を誇る会計資格のため、資格保持者は監査・税務・金融・コンサル系などに勤務することが多く、将来のキャリアプランを大きなビジョンとして考えることができます。
米国公認管理会計士(U S C M A)
USCPAとならぶ2大国際会計資格の一つで、米国公認会計士との大きな違いは短期合格を狙えるという事。USCPAは学習期間に1年から3年かかる一方でUSCMAは半年から9ヶ月です。受験資格は学部問わず4年生大学卒業の学位のみです。科目は以下の2科目でコンピューター形式の4択と記述問題。
◯ Financial Planning, Performance and analytics(財務計画、業績管理と分析)
◯ Strategic Financial Management(戦略的財務管理)
資格保持者は主に経営コンサルティングやマネジメント業務・財務・会計などで活躍が期待できます。
米国税理士(E A)
EAはアメリカで一番歴史のある国家資格の一つ。税法を的確に理解・取り扱うことはビジネス社会において重視されるテーマです。資格取得条件は18歳以上のどなたでも受験可能で、実務経験のない方でも学習開始から4ヶ月から8ヶ月ほどで資格取得を望めます。試験科目は以下の全3科目でコンピューター形式の4択1形式です。
◯ Individuals(連邦個人所得税法及び連邦贈与税法・相続税法)
◯ Businesses(事業関連の連邦税法)
◯ Representation, Practices and Procedures(税務代理業務及び諸手続き)
国際税務のプロとして、アメリカで税務業のみならず、経営コンサルティングや会計事務を目指す方にぴったりです。
国際会計検定(B A T I C)
BATICは国際財務報告基準を測る、東京商工会議所が公認する国際会計検定です。今まで紹介してきた試験形式とは異なり、1000点満点のスコア制試験。獲得スコアによって以下のように称号が異なります。学歴年齢国籍問わずどなたでも受験することができ、また、ご自宅からでも受験が可能。学習開始1ヶ月ほどで資格取得を望めるため、国際会計関連のキャリアを目指す方の初めのステップとしておすすめです。試験科目はSubject1(英文簿記)とSubjects2(国際会計理論)の2科目で全てマークシート方式で出題されます。
◯ Controller Level スコア880~1000
◯ Accounting Manager Level スコア700~879
◯ Accountant Level スコア 320~699
◯ Bookkeeper Level スコア 200~319
全4種類の国際会計資格を詳しく解説しました。世界的に活躍する為にアメリカで会計資格を取得することで、新たに大きなビジョンでキャリアパスを開くことができるきっかけになるでしょう。
本社では、そのような資格取得をサポートしています。ご相談や質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。